遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
令和3年(2021年)最初の投稿です。
今回はUbuntuにOperaブラウザを久しぶりにインストールしたことを取り上げます。
UbuntuにOperaをインストールする方法
私が過去にUbuntu13.04を使っていたときにはUbuntuの公式アプリケーションとして存在していなかったと記憶しています。
そこでLinux用Operaをインストールするときには、端末からレポジトリを登録してからコマンド入力して操作しました。
今では公式サイトからLinux用パッケージが提供されていますし、Ubuntuソフトウェアカタログにも登録されているのでインストールがラクになりました。(UbuntuソフトウェアのはSnap Storeからの提供)
公式サイトは以下のとおり。
Ubuntuソフトウェアの場合だと検索窓に「opera」と入力すれば表示されます。
Opera,Opera beta,Opera developerの3種類がありますが、無印を選ぶとよいでしょう。
Operaにホームボタンがない!設置するには?
FirefoxやChromeなどのブラウザでは当然のようにホームボタンがありますが、なぜかOperaにはありません。
設定画面をいくら見てもホームボタンの設置方法が出てなかったので、ネットで調べてみました。
するとOperaアドオン「Homepage in New Tab」をインストールすることで解決できました。
スタートページボタンを設置するには
2024年4月現在調べたところ、設定画面から導入できました。
「Start page」の項目一番下にある「Show Start page button」を右側にスライドさせれば適用されます。(デフォルトでは無効です)
ところがこのスタートページを特定のページに設定しようにもうまくいかず、結局ホームページボタンのアドオンとの併用でアクセスするほかないみたいです。
Chromeアドオンを入れるときには?
Operaの拡張機能は、基本Operaアドオンしか利用できません。
ただ、「Install Chrome Extensions」というアドオンを入れれば、Chromeストアにあるアドオンも使えるようになります。
(注意)Click&Cleanというアドオンをインストールして、「プライバシー情報の保護」→「オプション」→「クリーニング後、アプリを閉じる」にチェックを入れても自動的に閉じない不具合がありました。
Operaをプライベートウィンドウから起動させるには
かつてのInternet ExplorerやEdge、Firefox、Google Chromeなどの有名ブラウザにはプライベートウィンドウ(シークレットモード)が搭載されています。
もはやプライベートウィンドウが搭載されているのが常識といってもいいでしょう。
ですが、起動するたびにいちいちプライベートウィンドウに切り替えるのも面倒な話です。
デスクトップ設定ファイルの中にOperaのアイコンを見つけたら右クリックします。
「ファイルのプロパティ」をクリックして「一般」の横にある「デスクトップエントリ」タブを開きます。
一番上にある「コマンド」に“env BAMF_DESKTOP_FILE_HINT=/var/lib/snapd/desktop/applications/opera_opera.desktop /snap/bin/opera %U”とあります。
%Uのあとに半角スペースを入れてから「-private」と入力して「OK」をクリックして終了です。
次回からプライベートウィンドウで起動します。(ただし、デスクトップ設定ファイルのアイコンをクリックした場合のみ)
もっとも簡便な方法としては、ランチャーにお気に入り登録したときやアクティビティからアクセスする際にアイコンを右クリックして「New Private Window」をクリックする手もあります。
Operaの隠し詳細設定
OperaにもFirefoxやChromeにも通常の設定画面とは異なる隠し設定があります。
URLバーに[opera://flags/]と入力すると設定画面にアクセスできます。
設定を変更するには慎重に行ってください。
Operaソフトウェアは2016年に奇虎360の傘下に
OperaはGoogleへの情報送信機能が削除されていて、SRWare IronやComodo Dragonよりも情報送信削除の機能が強化されているといわれています。
一見、それほどまで機能強化が図られているなら使わない手はない、と考えてしまいます。
ところが2016年7月にOperaソフトウェアは、中国の奇虎360の傘下になったことによりユーザが不安視しています。
まとめ
私が過去に使ったときよりグレードアップしていました。
特にVPNに接続できる機能を備えたブラウザは他に思いつきません。
他のブラウザに比べて少し使いづらい点(ホームボタンがない、サイドバーがタテになっている、グローバルメニューがないなど)と、中国の企業傘下になったことでプライバシーが果たして守られるのかどうか気になる点があります。
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