こんにちは。
今回はFedora38でデスクトップ画面の背景を画像ではなく、単色に変更する方法について書きました。
デスクトップ環境はGnomeですが、同じGnomeでもUbuntuとは変更方法が違うことに気づきました。
参考までにUbuntuの場合だと以下の記事で書いたとおりです。
Fedoraの場合だとUbuntuのように設定画面から変更できないことは分かっているので、どういうコマンドを入力すればよいかと考えていました。
しかし探してもそれらしきコマンド入力方法が紹介されていなかったので手こずりました。
背景を単色にする必要がないと言われたらそれまでですが、豆知識として知っておいても損はなかろうと思い、取り上げました。
設定方法については以下の記事から見つけました。
記事の中ではGnomeとKDEのデスクトップ環境での方法を示しました。
設定に必要なもの
以下のアプリケーションを用意します。
なければソフトウェアからインストールします。
dconfエディター
Terminalで設定する方法
Terminalで以下のコマンドを入力していきます。
gsettings set org.gnome.desktop.background color-shading-type 'solid'
背景に壁紙を失くすという意味のコマンドでしょう。
gsettings set org.gnome.desktop.background picture-uri ''
gsettings set org.gnome.desktop.background picture-uri-dark ''
16進数のカラーコードを指定して入力します。(例は#000000で指定してあります)
gsettings set org.gnome.desktop.background primary-color '#000000'
dconfエディターで設定する方法
Terminalよりdconfエディターからやった方が簡便かもわかりません。
dconfエディターをソフトウェアで入手したら、検索窓にて「backgroud」と入力すればorg/gnome/desktop/backgroundという項目に移動します。
color-shading-type→solid
picture-uri→空白
picture-uri-dark→空白
primary-color→任意の16進数カラーコードを入力(例:#000000だと黒色)
ロック画面の背景画像を単色に変更する(KDEデスクトップの場合)
これまではデスクトップ画面の背景画像を変更する方法でした。
ロック画面の背景画像も壁紙でなしに単色にしたい…という場合は、次のように設定します。
KDEシステム設定の中にあるワークスペースの挙動からスクリーンロックに進みます。
すると、壁紙の種類という項目の中に単色があるので、あとはお好みの色にすればよいです。
最後に適用をクリックすれば変更終了です。
これで完了です。お疲れさまでした。
まとめ
参考までにGNOME Tweaksで確認したところ、壁紙設定になっていてもdconfエディターの設定が優先されていることが分かりました。
なのでGNOME Tweaksを使っている人で壁紙設定をオンにしていても気にすることはないでしょう。
個人的に壁紙を設定したら視覚的に抵抗感があるので、無彩色系にしておいたら落ち着くのでいつも背景なしにしています。
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